労働時間とは

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労働時間とは

コラム

2018/03/16 労働時間とは

労働基準法第32条は、法定労働時間の原則を定めています。

 

第32条(労働時間)
使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間を超えて、労働させてはならない。
2 使用者は、1週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き1日について8時間を超えて、労働させてはならない。

 

▼労働時間とは
労働時間とは、休憩時間を除いた実労働時間です。

単に労働に従事していた時間だけでなく、使用者の指揮命令下に置かれる時間も含まれます。

 

この「使用者の指揮命令下に置かれる時間」の判断が難しい場面も多いですが、主なものは下記の内容になります。

 

1.通勤時間

労働者がその居住場所と労務の提供場所とを往復する行為は、使用者の指揮命令下のあるものではなく、いわば私的領域にある時間であって、通勤時間は労働時間ではない。

2.更衣、清掃、入浴等作業準備、後始末時間

最高裁は、これらの業務の準備行為等については、使用者から義務付けられたものである場合、または、それをすることを余儀なくされる場合には、労働時間に当たるとの考え方を示している(三菱重工業長崎造船所事件)。

3.健康診断の受診時間

① 一般健康診断(雇入時健康診断及び定期健康診断)

・受診時間の労働時間性を否定

・賃金を支払うかどうかは労使の決定による

② 特殊健康診断

受診時間の労働時間性を肯定

事業の遂行にからんで当然実施されなければならない性格のものであって、所定労働時間内に行われるのを原則とするため、当該健康診断が時間外に行われた場合には、当然割増賃金を支払わなければならない。(S47.9.18 基発602号

4.接待時間

▼接待の内容によって左右されるが、次のように考えることができます。

① あくまで契約の打ち合わせや作業日程の打ち合わせなど中心で飲食・飲酒が付随しているもの ⇒ 労働時間性を否定することは困難です。

② 主たる目的が飲食・飲酒であり、その中で出てくる「ついでに」契約の話も出るようなもの ⇒ 労働時間性は否定される可能性が高いです。

5.QC活動等

出席の強制があれば労働時間性を肯定される(S26.1.20 基収2875号

会社による費用の援助の有無で結論は左右されません。

6.交通機関乗車時間

原則として、労働時間とはされません。

ただし、旅行中に運搬する物品の監視などをする場合は、労働時間性が肯定される(S23.3.17 基発461号
、S32.2.13 基発90号)

 

 

 

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